
諦めるという選択
余裕を持っている人というのは
諦めるのが上手
今日まで
強く希望していたもの
欲しいと願っていたもの
日常の中
仕事や恋の中
誰しもが小さくも時に大きくも諦めてきたことたちがきっとあるだろう
諦めるという言葉は願いや想いが叶わずに思いを断ち切るという意味で使われるのが一般的ですが、諦めるの語源は「 明らかにする 」からきているもの
漢語の「諦」は梵語のstoya(サトヤ)への訳語
これは真理や道理を意味する
諦めるということは、自らの真理を知る道のひとつと言える
そして
諦めないということが一つだけを見てその他を見ないということなのであれば
諦めるということはその他の全ての可能性を手にするということでもある
諦めることを少し前向きに積極的に考えてみよう
なぜなら
諦めること(自分の気持ちを明らかにし、真意に気がつく)ができれば余裕ができるからだ
余裕を持つことは「 気づき 」を円滑にし
渇望を希望に変える
余裕は目の前の幸せに気づく為にはかかせない要素
もちろん金銭的な余裕や時間的な余裕といった限定的なものでなく
精神的な余裕のことである
余裕のある人というのは多くの場合
自分の幸せの現在地を見つけている
諦めることを悲観的に捉えず
執着を持たずに身軽なのだ
だから日常の小さな出来事や出会いや言葉をものすごく幸せに感じる
幸せを感じる感度が高いから幸福感はやはり増す
肉体をケアし
心のバランスを一層強めながら
諦めるということをもっとポジティブな要素として捉えてみよう
2020年下半期
幸福感はきっと増している

ライター:川又尚子
ヨガを意識した暮らしをスタートさせたのは15年前。“yoga at home"=“ヨガを日常の習慣にすることがその人の美しさを引き出す”という考えのもと、インストラクターとして「TANMATORA YOGA」を主宰。自宅のある葉山を拠点に、ヨガの土台づくりとなるclass. workshop. eventを鎌倉・東京・関西で開催。また漢方、SPICE、お香など、日常のヨガをサポートするプロダクトを販売する「MUNDUS」(ムンドゥス) のオーナーでもある。女性たちが、Family Firstを優先にしながら気持ちよく仕事ができる環境づくりを軸に、女性が元気な社会づくりに取り組む“MUNDUS Project"として、長期的ビジョンをもって活動中。
2017年長女を出産
2020年長男を出産