40歳超えたら筋トレするな!?
筋膜とは?
筋膜とは、“筋肉を包み込んでいる膜”のことをいいます。鶏のモモ肉や胸肉を思い浮かべるとわかりやすいのですが、鶏皮をめくると皮と肉の間に薄い半透明の膜があります。これが筋膜で、【筋外膜】と言います。筋膜は浅筋膜(せんきんまく)、深筋膜(しんきんまく)、筋外膜(きんがいまく)、筋周膜(きんしゅうまく)、筋内膜(きんないまく)と言われる5つに分類することができます。【深筋膜】は全身の筋肉をつなげてボディスーツのようにすっぽりと包み込んでいることから
全身を張り巡らせたボディースーツ
とも言われて、これらの筋膜は全身に張り巡らされているため「第二の骨格」とも呼ばれるほど非常に重要な組織です。英語で筋膜はFasciaといい、筋肉だけではなく内臓の膜・骨を覆っている骨膜・関節を連結している靭帯や筋肉を骨とくっつける腱までも含まれます。
筋膜はぷるぷる?!あなたの筋膜は大丈夫?
筋膜の構造は網目の構造をしていて、筋膜はコラーゲン繊維と弾性繊維で構成されています。筋膜は水分が含んだような網目状の構造をしています。本来筋膜は水分豊富でみずみずしく、とても柔軟性があり生きている筋膜同士は滑らかに滑ります。この筋膜がプルプルの水分のボディスーツであれば、関節も動かしやすく筋肉も柔らかく疲れないカラダをゲットできるのです。ただ残念ながら運動不足や年齢がいくにつれて筋膜がガムテープのような硬い形状になるのです。
こいうった筋膜が硬くなった筋膜の癒着の状態が、肩こりのような「コリ」になってしまい、痛みを伴うこともあります。
筋膜を硬くする原因は?
- 長時間座りっぱなしなど同じ姿勢でいる
- 加齢
- 手術をした
- 運動不足
現代の生活スタイルのように運動はほとんどせず、長時間同じ姿勢で座っていることが多い。また残念ながら加齢などの理由で筋膜は硬くなるのです。
40歳を過ぎ普段運動不足の方が急に筋トレをしても、硬くなった筋膜のままだと、関節の可動域が減少しているので、筋肉自身も硬く動きにくくなります。筋膜が硬い状態だととても効率が悪く、なかなか筋肉がつかない。逆に悪い姿勢のまま筋トレをすることで肩こり腰痛をひどくして筋トレが続かないという負のスパイラルに入ってしまうことが多いのです。
40歳すぎたら、筋トレの前にまずしないといけないことは
筋トレではなく筋膜を弾力ある柔らな状態にする
筋膜の癒着を解消して、正しい骨格になってから筋トレをすることで、それほど辛くなるきちんと効かせることができます。しっかり筋肉に効かせるトレーニングができてこそ「貯筋」ができます。まずは出費を減らすことが貯金の近道のように、筋肉のコリの取り除くことが「貯筋」をしていく近道なのです。
ちなみに「筋膜リリース」という言葉を使っていますが、これは「筋膜を剥がす」という意味ではなく、「筋肉を柔らかくする」という表現です。
筋膜の癒着は単純なマッサージでは取り除くことができません。「筋膜の癒着」を取るためには、適度な刺激、一定の圧が必要です。近年、身体の筋膜リリースグッズとしてボールやポールが活用されているのは、そのためです。筋膜リリースを行うことで、様々な不調の改善が期待できます。また筋膜ラインを意識して、筋肉を動かしストレッチすることで筋膜も柔らかくなります。ぜひ筋トレの前のセルフケアとして筋膜リリースを日課にとい入れてみてください。
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