
キッズヨガでEQを高める
児童福祉施設で子どもたちとのヨガクラスはもう今年で丸4年!
毎月2回就寝前の時間にYogaのポーズをするだけでなく、Yoga哲学的なお話しもこっそり盛り込んで、子ども達に伝えるようにしてますが、それが今すぐ役に立つものではありません。
でも子どもの頃から知っていてほしい【自分を大切にする心】
これは将来社会に出て、自分に自信を持って仕事をするために必要なEQスキルだと思っています。
※(EQとは心の知能 (Emotional Intelligence) を測定する指標であり、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を指す)
自分を愛せる心は、他の人に対して優しく接し、愛することができるので、将来社会に出た時の人間関係に大きく影響すると思っています。
この施設で初めてヨガを教えさせてもらって4年が経ち、Yogaをやらないという子も出てきます。
そこはヨガは自主性だから強制はしていません。
子供たちは学校、施設でも
先生に「ちゃんとするように!」といつもおこられていて、
この【ちゃんと】
という言葉が実はとても曖昧。
ちゃんと座りなさい
ちゃんと食べなさい
ちゃんと勉強しなさい
よく子どもに向けて言ってしまう言葉【ちゃんと】
【ちゃんとしなさい】=【きちんとしなさい】
きちんとする。決まりごとに従って行動することは大切だけど、社会の決まりごとにがんじがらめになって、自分を見失うこともあります。自分で決めて判断する。そしてヨガは自分の心、身体を愛おしむ時間にしてほしいと思っているので、規律だった体操や、綺麗に見せるダンスのように【ちゃんと】することに重点をおいていません。
子供たちだって子どもの社会で毎日決まりごと、ルール、ちゃんとするいい子になることに疲れてることもあると思います。
だから子ども達には、Yogaの時間だけは、自主性を大事にして、ちゃんとヨガのポーズ、ヨガに参加することを強制していません。
やらないことを決めるのも自分!
ポーズを上手くとるのではなく、できないポーズをチャレンジすることや、自分のカラダや、心をいたわることの大切さをYogaのクラスを通して伝えるようにしています。
今回のレッスンはバレンタインも近かったので
桃太郎のお話しヨガをしました。
「鬼は村の人に意地悪してくるよね。でも本当はみんなと仲良くしたいだけかも?
みんなの周りにも意地悪してくるお友達いるかな?もしいたらそれは仲良くしたいだけだと思うなー」
だから意地悪してきても、みんなが先に愛をたっぷりあげてねー」
とお伝えしました。
ヨガポーズは想像豊かに、桃太郎のお話に出てくる色々な動物などにまねっこします
(山、川、桃、犬、サル、キジ、鬼のポーズ、金棒のポーズなど)
ヨガポーズのあとはヨガのワークは
いつもお世話になってる施設の先生にみんなありがとうのLoveいっぱいのお手紙書いてくれていました。みんな一生懸命描いていて、その集中力はすごい。
子ども達は創作がやっぱり大好きなんです。
子供は今の時間に意識を向ける、マインドフルネスの時間を持つのがとっても得意です!
大人が見習うべき子ども達の才能です。
今は大きくなってヨガのクラスには参加してくれなくな子も、帰りがけに「先生バイバイ」と笑顔で挨拶だけはしてくれ、「身長伸びて大きくなったね」と声かけると嬉しそうに隣に並んでくる。
挨拶から私も愛を頂きました♡
※写真は児童福祉施設なので、お写真は撮れないので、別のクラスのレッスン風景です。

sumiyo
2005年カナダの留学先でヨガに出会い、そしてアメリカでベビーヨガの資格を取得。帰国後は大手ヨガスタジオのオープニング店舗の店長としてヨガスタジオを立ち上げ、6年間店舗運営とヨガインストラクターとして勤務した後、2012年よりフリーランスとしてヨガ・
ピラティススタジオで年間約700本以上のクラスを指導しています。
Smitaを立ち上げました。幼児向け英語教室での仕事もしていたことから、子どもヨガの指導も得意とし、児童福祉施設での子どもの心のケアとしてのヨガの取り組み、子どもヨガにおける普及活動も行っています。
Instagramアカウント:sumiyota