1日の基盤
朝一番にmamaは何をする?
水を飲む?
トイレ?
顔を洗う?
ヨガをする?
とんでもない
mamaは多くの場合それすら決められない朝を迎えている
だって子供達の動き次第だから
朝自分のタイミングでトイレに行けたらラッキーぐらいだろう
自分の時間を確保できない多くのママは様々に思いを抱いていることだと思います
子供の年齢によって得られる自由な時間は変化するが
それでもmamaはずっとやることリストが山積みだ
自分のエネルギーは出ていくばかりで
エネルギーの補給はあっても
常に失ったエネルギーを補給してベーシックなラインに引き戻すというサイクル
これではよりエネルギーを生み出して新たな思考に辿り着けない
つまり毎朝必ず自分をベーシックな部分にもどす習慣を加えなくてはならない
失ったエネルギーを補うばかりではなく
より良い多くのエネルギーを生み出す自分を導くための習慣
もちろん言うまでもなくヨガをすすめる
でもそれ以上に私は
たった10分間の
深呼吸をすすめる
子供達がそばにいて集中できなくてもいい
とにもかくにも
10分間深呼吸するのだ
落ち着いた時間と空間がもし得られるのなら
座って腰を安定させて肘を屈折させて力みを逃し
掌を上へ向けて膝頭にそっとおく
顎を少し引いて楽にし
目を閉じて
息を吐く
自然に吸おう
落ち着くまで数回行う
なんとなく落ち着く感覚がみえたら
ゆっくり長く息を吐く
お腹を柔らかくして息を吸う
可能であれば鼻から
口でも構わない
こだわらずに
自分自身の最も深い呼吸を繰り返そう
立ったままでもいい
両手を広げて全身を使うように呼吸すると
筋肉が目覚めて
刺激されて
肉体から活力が湧いてくる
すると心もそれについてきます
座法でも立位でも必ず10分は確保すること
いずれも最後には
今日が巡ってきたことに感謝して合掌しよう
1日のこのわずか10分は残りの23時間50分の大きな変化につながる
ポジティブな気持ちが生まれやすく
深呼吸や瞑想は1日の基盤になります
確実にあなたを導きます
そしてこの習慣が1年、2年と自然と身に付く頃
思考は心と体に影響するということを全身で感じているはず
私が母親として最も最初にすべき行いは
朝食の支度ではない
朝の空気を入れて深呼吸だ
Naoko Kawamata
ライター:川又尚子
ヨガを意識した暮らしをスタートさせたのは15年前。“yoga at home"=“ヨガを日常の習慣にすることがその人の美しさを引き出す”という考えのもと、インストラクターとして「TANMATORA YOGA」を主宰。自宅のある葉山を拠点に、ヨガの土台づくりとなるclass. workshop. eventを鎌倉・東京・関西で開催。また漢方、SPICE、お香など、日常のヨガをサポートするプロダクトを販売する「MUNDUS」(ムンドゥス) のオーナーでもある。女性たちが、Family Firstを優先にしながら気持ちよく仕事ができる環境づくりを軸に、女性が元気な社会づくりに取り組む“MUNDUS Project"として、長期的ビジョンをもって活動中。
2017年長女を出産
2020年長男を出産