ワークライフバランス
2人の子供を育てながら自分の仕事と向き合うことで見えてきた
ワークライフバランス
私の仕事は会社に行く(別の場所へ動く)というスタイルでなく、自宅でパソコンと携帯電話と仕事部屋での制作
母親としての顔をゼロにはできない状況下で独立した自分としての思考
妻としてのマインド
区切りをつけることができない中では完璧に自分をコントロールしなければならない
家族はひとり一人が独立した人間ですが、家族という集団としての目標や意思もある
時間があれば、仕事においては信頼できる夫に相談したいこともある。子供について共有しておきたこともある。日々の限られた時間の中で生み出す自分のエネルギー
ワークライフバランスのライフの部分はリラックスタイムやバケーションといった時間だけではなく、日常の思考と行動の選択によって構築されている
そしてライフの部分にはパートナーは欠かせない要素だろう
パートナーと聞くと浮かぶのは恋人?婚約者?夫?
いいえ
人生のパートナーは仕事、趣味、子供、友人、両親、本や映画、アンティークの椅子、お気に入りのバックやワンピースかもしれない
個人として大きく成長する時
脱皮し変化が著しい時
新たにやりたいことができたり、新しい生活スタイルを導入したり
自分自身に大きな変革を経験する時はパートナーとの関わりも変わっていく
こういった全ての時間がライフの部分
ワークの部分は自分のエネルギーが金銭という目で見える形になる部分。エネルギーは何も時間に限ったことではない
思考や行動の全てのエネルギーが対価の支払いを受けている
つまりワークとライフを別々のものとして捉えるのではなく
同じエネルギー枠の中にあって、エネルギーは放出されることでスペースを作り、またそのスペースに入り込んでくる。その循環を保つことがこれからの時代のワークライフバランス
そう思えてならない
時間を費やして働いて稼ぐ事自体がワークの部分で、そうして得た金銭で休暇や買い物を充実させるのがライフの部分で、ワークが傾けばライフが崩れ落ちるようなワークとライフが全く別々のイメージの時代はもう終わりだろう
ワークが傾けばライフでエネルギーを循環させてワークのエネルギーを新たに生み出す。
ライフが傾けばワークでエネルギーを補填する
ということは、ワークがエネルギーを消耗するだけのものであっては成立しない。ワークからも自身にエネルギーを得られるものでなくてはならない
だから
さぁ 働き方を変えましょう
転職しましょうのススメではない
これからの時代のワークライフバランスをあなたはどう生きるのか、具体的にイメージし自分なりの意志と選択が必要ということ
風のように動く社会の中で
いつか根を下ろす種のように
自由に飛び
素直に動き
意思を持って着地した場所で花を咲かせていく2021年となりますように
2020年
コラムをご覧になっていただきました皆様に感謝と祈りを込めて
合掌
Naoko
TANMATORA YOGA
MUNDUS
ライター:川又尚子
ヨガを意識した暮らしをスタートさせたのは15年前。“yoga at home"=“ヨガを日常の習慣にすることがその人の美しさを引き出す”という考えのもと、インストラクターとして「TANMATORA YOGA」を主宰。自宅のある葉山を拠点に、ヨガの土台づくりとなるclass. workshop. eventを鎌倉・東京・関西で開催。また漢方、SPICE、お香など、日常のヨガをサポートするプロダクトを販売する「MUNDUS」(ムンドゥス) のオーナーでもある。女性たちが、Family Firstを優先にしながら気持ちよく仕事ができる環境づくりを軸に、女性が元気な社会づくりに取り組む“MUNDUS Project"として、長期的ビジョンをもって活動中。
2017年長女を出産
2020年長男を出産