
言葉の選択
実際の話し言葉 音楽 書物
言葉に救われたこと
言葉に依存したこと
言葉に傷ついたこと
言葉に導かれたこと
言葉に迷ったこと
誰しもに大なり小なり触れ続ける 「 言葉 」
言葉は世界各国様々にあり 方言や発音も多様に広がっている
それらはその人の人格に影響を与える重要な部分
言葉はその人の魅力をつくる上で非常に重要性を持っていると考えています
どんな言葉に触れてきたのか
どんな発音を身近にしていたのか
人は自らに注がれた言葉と
自らが口にしてきた言葉でできている
そう思うから
だからこそ改めて考えたい
放つ言葉はそのまま目の前の人に影響するということ
話し言葉は単純なその意味を超えて 声のトーンや息づかいも含まれて初めてその人の 「 言葉 」 になっていく
社会や家庭での会話では相手や周りのためにすべき言葉の選択は大切だとわかっているけれど
時にどんなに身勝手でも自分の欲求や感情をぶつけてもらえないのが寂しい時ってあったりするものです
心のままの 素の部分の表れは時に信頼と尊重を意識させる
そう考えると
子供達にもわかりやすくとか 子供の目線に立った言葉選びではなく
ありのままの そのままの言葉で真っ直ぐに会話を交わすことは
互いに尊重しあっている 信頼しているということを伝えることでもあるのだと思います
子供達はこれから成長と共にますます言葉の影響を受けていく
SNSがコミュニケーションのツールである今
一層 「 言葉の持つチカラ 」 は増していく時代
美しい日本語や正しい使い方は人の土台を支える重要な柱だと確信しています
言葉の正しい使い方というのは言葉の選択肢を持っているということ
知識なしには成り立たないからこそ人格形成をも左右する
例えば
職場で何においても積極的で先輩をたてることやグループを重んじるよりも
まず業務と業績を成し遂げる人を
ある先輩はもしかしたら 「 生意気な後輩 」と言うのかもしれません
またある人は「 勝気な後輩 」と言うのかもしれません
*生意気 : 能力を考えず出すぎた言動 *勝気 : 強い気性で物事に向き合うさま
どちらが成否ではなく
言葉の選択のわずかな違いで
他者も自分自身も 生かすも濁すこともできてしまうチカラが言葉にはあるということ
母親として 一人の人間として 彼女に注ぐ
– 言葉の選択 –
子育ての手綱は 「 言葉の選択 」の連続なんだと思います
Naoko Kawamata

ライター:川又尚子
ヨガを意識した暮らしをスタートさせたのは15年前。“yoga at home"=“ヨガを日常の習慣にすることがその人の美しさを引き出す”という考えのもと、インストラクターとして「TANMATORA YOGA」を主宰。自宅のある葉山を拠点に、ヨガの土台づくりとなるclass. workshop. eventを鎌倉・東京・関西で開催。また漢方、SPICE、お香など、日常のヨガをサポートするプロダクトを販売する「MUNDUS」(ムンドゥス) のオーナーでもある。女性たちが、Family Firstを優先にしながら気持ちよく仕事ができる環境づくりを軸に、女性が元気な社会づくりに取り組む“MUNDUS Project"として、長期的ビジョンをもって活動中。
2017年長女を出産
2020年長男を出産