Googleマップを使って車で走行していると
とんでもない道を誘導された経験はないだろうか？
混んでいる道を避けてショートカットの道とはいえこんな住宅街を・・・？
こんな路地裏通りを・・・・？

でもGoogleマップは確かに目的地に到着させてくれる

先日、日も落ちて暗がりこの道？本当に？通れる？つながってるの？大丈夫？
雑木林の裏道をマップが誘導し進むも進むも鬱蒼としていくばかり
助手席に乗っている私は子供達を乗せている車内、暗くなる道をガタゴトガタゴト

少しだけ不安感を抱きながら
運転席の夫は冒険心がくすぐられると言いながらどんどん進んでいく
マップを見れば確かにこの道は国道と繋がっているよう

これがもしGoogleマップを信用していなかったらきっと選ばない道
目的地に繋がっているという視覚的確認があるから進む気になれる

 

生きている私たちの「 道 」も同じように思う

人生の夢やビジョン
目的を決めてそこに向かおうとする時

そこに向かうにはどんな道があるか調べ
近道で混んでいなくて標識が誘導してくれる安心した道を探す

その道に入っていることに疑問を抱くこともなく
既に多くの人が通り
誰かが作った道

 

逆に道を調べず

 

鬱蒼としげる道なき場所を通り
目的地に繋がっているかも不確かで誰もいなくて不安で
なんの誘導もなくリスクがあって怖い
誰も通ったことのない道

 

どの道が正しいかではなく
目的地を目指すとき

道は様々にあるということ
道は自分で作り出すことができるということを忘れてはならない

 

もちろん夢やビジョンの目的地がなくてもいい
歩いていれば必ずどこかに辿り着いて
気がつけばそこに居座ってそこが目的地であったかのようにもなる

これから子供達が
何かをしたい
これをやってみたい
こんな風に生きたい
そんな心をみせる時に

大人が当然のように
この道が近道であっちにいけばすぐに到着する道を教えてはならない

 

それも確かに私たち大人の役目でもあり
安全に安心して進める未来を準備しなくてはならない

但し

道なき道を開拓する方法もあるということを私たちは必ず選択肢としてあることを伝えなくてはならないと思う

人生において
誰も通ったことのない雑木林のような道に一人では
恐怖と不安で足がすくんで前に進めないこともあるだろうし
進んでも進んでも先が見なくて希望を見失うこともきっとある

それでも道はつながっている

自らで道をつくり出して前に進むチカラになるのはGoogleマップのように頼れるものを持つことだ

それが親だ

道を教えるでも
ましてや道を決めるでもない

彼、彼女達が勝手に動いて歩いてる道に恐怖心で立ち止まる時
努力してもしても進めず希望を持てなくなる時

大丈夫　大丈夫　と

道中で本当にどうしようもなくなった時
最後には頼れる心身の場所を準備するのが親

 

そして道を選び続ける心身の忍耐力はきっと幼少期に記憶する言葉にある

触れてきた言葉が記憶になり判断や行動に影響を与える

子供と交わり話す言葉を大事にしよう
未来をも左右するのが言霊だ

 

この複雑な時代を生きる子供達の記憶に
もっともっとポジティブな言葉をたくさん贈ろう

ありがとう
大丈夫
素敵だね
嬉しいね
有難いね
お陰様だね

するとその言葉は自分にも染み渡って
細胞から元気になる

気とは言霊が操作しているのかもしれない

Naoko Kawamata

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